天気図


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    ※今回修正/追記した箇所を、■にて色分けしております


    天気図とは...
    1 天気図は高気圧、低気圧、前線などの配置を表現するものです。その配置を気圧配置といい、冬にしばしば出現する「西高東低」の気圧配置はその典型例です。

    特徴
    1実況/24時間後/48時間後/72時間後の天気図を参照することが出来ます。
    2高気圧の中心付近は天気が良く、低気圧や前線付近は雨や曇りになることが一般的です。また、等圧線の間隔が密な地域で風が強くなります。

    更新間隔
    13,6,9,12,15,18,21時の実況天気図があります。
    2「9時予想天気図」に関しては、(24h 後:速報12 時まで、確定16 時まで)(48h 後:速報12 時まで、確定17 時まで)(72h 後:確定12 時まで)
    2「21時予想天気図」に関しては、(24h 後は06 時まで)

    着目点
    1天気図は概ね10種類程度に分類できます。災害の起こりやすい天気図を予め知ることにより効果的な対策の策定が可能となります。例えば、大雪になりそうな天気図や霜害の心配される天気図など。
    2予想天気図のとおりに推移した場合は、各種予測情報の信頼性は高くなります。

    注意点
    1天気図のみから全て判断することは困難です。天気予報やアメダス画面など他の情報も活用することが大切です。
    2天気図から独自の判断をすることは危険です。天気図は地上の気圧分布によって描画されたものであり、気象現象は地上天気図のみでは説明できません。



    天気図によく出てくる記号と用語
    寒冷前線寒気団が暖気団よりも勢力があり、寒気団が暖気団の下に潜り込み、暖気を強制的に上昇させるため、積雲や積乱雲が生じ、狭い範囲に短時間に強い雨をもたらす。寒冷前線通過後は急激に気温が下がり、突風を伴うことがある。
    温暖前線暖気団が寒気団よりも勢力があり、暖気団が寒気団の上を緩やかに上昇する。乱層雲など層状雲をつくり、広い範囲に長時間、穏やかな雨をもたらす。
    停滞前線 寒気団も暖気団も勢力が同じときに生じ、ほとんど同じ位置に停滞する。
    閉塞前線温暖前線に寒冷前線が追いついてできた前線。
    冬型(西高東低)シベリア大陸に高気圧、北海道の東海上に低気圧という配置で冬に出現し、この気圧配置が強まると、日本海側では雪、太平洋側では快晴の天気となります。
    夏型太平洋の小笠原高気圧が強まり、広く日本をおおう気圧配置です。鯨の「尾」のような形状になることがあります。
    梅雨型オホーツク海に寒冷な高気圧があり、南には暖かい小笠原高気圧があって互いに譲らない状態が続きます。その間には梅雨前線が形成されます。
    北高型自分のいる地域から見て高気圧の中心が北に偏り、南に低気圧や前線がある気圧配置。高気圧に広くおおわれ、快晴と予報していたのに高気圧の北編によって予報が大きく外れる、予報官泣かせの気圧配置です。
    高気圧周囲よりも気圧の高い部分  
    低気圧周囲よりも気圧の低い部分  


    降雨予測や農作業計画、気象災害対策、出荷計画、販売促進等に利用できます。
    ※情報提供元 : (財)日本気象協会