観測局日報


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    ■各項目の説明
    @毎正時の観測値
    ・	気温 … 毎正時の瞬間値
    ・	相対湿度 …  〃
    ・	平均風速 … 毎正時10分前からの10分間平均値
    ・	平均風向 …      〃
    ・	最大風速 … 前1時間の10分間観測値(6データ)の最大値とその起時
    ・	最大風向 … 最大風速が発生した時の平均風向
    ・	降水量 … 毎正時前1時間の積算値
    ・	日照 …      〃
    ・	日射量 …    〃
    ・	現地気圧 … 毎正時の瞬間値
    ・	海面気圧 …    〃
    ・	積雪深 …       〃
    ・	最大瞬間風速 … 毎正時前1時間の10分間観測値の瞬間最大値とその起時
    ・	最大瞬間風向 …瞬間最大風速時の風向
    
      A日統計値
       
        (1)気温
    ・	平均値 … 毎正時の観測値(24データ)の平均値
    ・	最高値 … 毎10分定時観測値(144データ)の最高値とその起時
    ・	最低値 … 毎10分定時観測値(144データ)の最低値とその起時
    
    (2)湿度
    ・	平均値 … 毎正時の観測値(24データ)の平均値
    ・	最高値 … 毎10分定時観測値(144データ)の最高値とその起時
    ・	最低値 … 毎10分定時観測値(144データ)の最低値とその起時
            
     (3)風速
    ・	平均値 … 毎10分定時観測値(144データ)の平均値
    ・	最大風速 … 毎10分定時観測値(144データ)の最高値とその起時
    ・	最大風向 … 最大風速の最高値が発生した時刻の平均風向
    ・	平均風速 … 16方位別100分率で求めた方位別平均風速
    ・	平均風向 … 毎10分定時観測値(144データ)の16方位別100分率
             なお、風速が0.2m/s以下の時は静穏(CLM)とする
           
    (4)降水量
    ・	合計値 … 毎正時の観測値(24データ)の合計値
    ・	最高値 … 前日23時40分から翌日00時30分までの引き続く1時間についての降水量の 最大値(1時間最大降水量)とその起時
    
    (5)日照 
    ・	合計値 … 毎正時の観測値(24データ)の合計値
    
    (6)日射量
    ・	合計値 … 毎正時の観測値(24データ)の合計値
    
         (7)現地気圧
    ・	平均値 … 毎正時の観測値(24データ)の平均値
    ・	最高値 … 30分定時観測値(48データ)の最高値とその起時
    ・	最低値 … 30分定時観測値(48データ)の最低値とその起時
    
    (8)海面気圧
    ・	平均値 … 毎正時の観測値(24データ)の平均値
    ・	最高値 … 30分定時観測値(48データ)の最高値とその起時
    ・	最低値 … 30分定時観測値(48データ)の最低値とその起時
    
    (9)最大瞬間風速
    ・	最大瞬間風速 …毎10分観測値の瞬間最大風速値(144データ)の最大値
    ・	最大瞬間風向 …日最大瞬間風速時の風向
    
    (10)	積雪深 
    ・	最高値 … 毎正時の観測値(24データ)の最高値とその起時
    

    ■平均風速、最大瞬間風速とは
    「風」は空気の流れの結果であり、通常は水平方向の動きを扱います。
    鉛直方向の流れは「気流」(たとえば上昇気流)として区別しています。
    
    吹いてくる方向(風向)と速さ(風速)で表現しますが、気温や湿度と異なり、風はたえず風向や風速を変えています。
    そのため風の状態は、ある時間帯を指定して平均値や瞬間値であらわします。
    
    一方、気象観測は1時間に1回(正時:00分)行われることが一般的で、その観測値をその時刻の代表値とします。
    時間的な変動の少ない気象要素(気温や湿度等)は正時瞬間の観測値をその時刻の値としますが、
    風の場合は正時10分前〜正時の10分間の平均値をその時刻の値とします。
    この場合、あえて平均風速とは言わず、ある時刻の風速といえば、正時前10分間の平均風速のことをさします。
    これを前提に平均風速と最大瞬間風速について説明します。
    
    内容は気象庁の地上気象観測統計指針に準拠しています。
    
    平均風速とは
    風速は1秒間に空気塊が移動した距離をあらわし、単位はm/sです。
    ある時刻の平均風速とは、正時10分前〜正時の10分間に風が移動した距離を600(60×10)秒で除した値です。
    
    風は風向風速計で観測します。機器の仕様によって平均風速の算出方法は様々ですが、高度利用システムでは、
    0.25秒間ずつ観測し、合計2,400(4×60×10)個の値の平均を計算し、平均風速としています。
    
    平均風向も同様に求めます。
    
    最大瞬間風速とは
    風圧は風速の2乗に比例しますので、風速が2倍になりますと風圧は4倍にもなります。
    
    施設の倒壊などは瞬間的に強い風が吹いた時に生じます。瞬間風速は短い時間に観測された風速値を言い、
    通常は1秒間ずつ観測します。ある時刻の最大瞬間風速とは、正時前1時間〜正時の3,600(60×60)個の観測値の中で
    最も大きな値を言います。
    
    最大瞬間風速が得られた時の風向も同時に観測されます。
    
    なお、時間帯を1日あるいは5分間などとする統計も目的に応じて行われます。
    たとえば離着陸する航空機に管制塔から連絡する風のデータは、2分間の平均値が用いられます。
    時間帯が1日の場合は、日最大瞬間風速といいます。